2010年2月4日木曜日

日本で最初に動いたUNIXとは

2009年11月にJPNIC主催のイベント「InternetWeek2009」のプログラム委員として、
仮想化DAYとクラウドを担当しました。

それとは他に、「インターネットの歴史を語り継ぐ人々のつどい」というBoFで砂原先生が登壇されるということで、日本UNIXユーザ会のメンバとして支援に向かいました。

その時BoFで起こったことは、InternetWatchの記事になっていますので、そちらを参照してください。

◆日本のネット史編さん、CCライセンスで公開――のはずが……
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/event/iw2009/20091127_331950.html

発表者がいない状況での法林さんの司会、見事でした。
さすが、IT業界No1といわれる司会者です。

と、そこではなく、InternetWatchの文中に

そして、3月に急逝した石田晴久氏のことに言及。砂原氏は比較的最近になって、日本にUNIXが入って来たころの話を知ったという。それは、石田氏の葬儀 の後に村井純氏から聞いたもので、日本で最初に稼働したUNIX 6th Edition(V6)は、1970年代半ばにベル研究所に研修に行っていた石田氏が持ち帰ったものだったとしている。


この持ち帰ったUNIXこそが、日本初(と思われる)UNIXです。
で、これが動いたのは、当然石田先生の大学・・・というわけではなく、
実は持ち帰ったUNIXのコピーは石田先生の大学の機材では読み込みができなかったそうです。
それで、それを読める機器をもつ「筑波大」に持っていき、そこで変換したそうです。

さらに、ここからは予測の範囲とした上で、
当時の文化から推測するには、変換したコピーが実際に動くかを確かめるために、
筑波大で動かしたのではないかと思われます。
ですので、日本で初めて動いたUNIXは「筑波大」と思われますとも話されていました。

残念ながら石田先生は永眠されましたので、本当のところはわかりません。

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